死に戻りの皇子は魔法使いの献身でいまを生きる
いまを生きる、意味を僕は知りたい
未来で出会ったあなたに会うために
皇帝ユーリル・エルバルト・ウォンオールは建国祭の当日に胸を刺され命を落とす。
しかし死者の門前に佇むユーリルは自身を呼ぶ声に振り向くと、八年前、十七歳まで時間が巻き戻っていた。
生前は体が弱かったはずのユーリルは病名がわかり、特効薬の開発で病気を克服する。
未来とは違ういまを少しずつ知っていく中で、ユーリルは最期の時に自分の名を呼んでくれた人物。
そして時を巻き戻したであろう神獣ドラゴンについて調べ始める。
ユーリルが知った時戻りの真実は意外なもので――
目次
- 序章~建国祭の空に落ちる雷
- 死者の門を前にして
- 初めて会う人物
- 魔法局と秘密の場所
- 家族との穏やかなひととき
- 思いがけない勅命
- 四人での初顔合わせ
- 関わりたくない人
- クトウという町
- 町の小さな治療院
- 二人の距離感
- 待ちに待った朝
- 相手にされないのが寂しい
- ドラゴンの好きな食べ物
- 心にある不確かな感情
- 森の群生地へ
- 秘密を打ち明ける
- 父との初めての対話
- 心によぎる面影
- 幻と夢の残滓
- 二人の旅の行く先
- いざ幻の村へ
- 神を祀る村
- 帝国建国の秘話
- これからすべきことは
- 調査と計画が進行中
- 花咲く場所へ
- 判断を誤った代償
- すべての終わり
- 同じ時を生きる
- 帝都へ向かう道
- 皇室主催のお茶会にて
- 素っ気なかった理由
- かすかに響く息づかい
- 二人の体温が混ざり合う
- 終章~約束を再び、いま
詳細情報
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- ページ数
- 35ページ
- 文字数
- 133,281文字
- 作成日
- 更新日
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