しおりを挟む 前 次 その先にあるもの 16/28 その瞬間を待つ。 君の口から導き出されるその答えを待つ。 カチカチと響く秒針の音。 手の平に汗を掻くような緊張感が漂って、僕の口の中はカラカラだ。 そして数秒後、キラリと瞳が光ったように見えた。 「ロイヤルストレートフラーッシュ! 君の負け!」 弾んだ君の声にカードを放り投げた。 「#文芸リレー」より 最後の文、台詞を最初の文にして書く しおりを挟む 感想を送る