小話名刺メーカー しおり君と勝負 「お前を殺す」 ふいに聞こえた物騒な台詞に驚いて振り向けば、燃えたぎるような瞳がそこにある。 息を飲んだ俺に、彼は不敵な笑みを浮かべた。 「いざ、尋常に勝負!」 「えっ? ちょっと! これはそういうゲームじゃない!」 隣でコントローラーを握る彼に突っ込む。 これはただのカートだ。「#文芸リレー」より 最後の文、台詞を最初の文にして書くWEB拍手 favoriteいいね