願いの先にあるもの

はらはらと散る赤茶色。
長かった髪がサクサクと自分の手で短く揃えられていく。
願掛けだなんて言っていたのに。
もう願いは叶ったのか。
鏡の中で満足そうに笑う顔を見ていると、胸が苦しくて涙が出た。
好き、でした。
思わずこぼれる言葉。
けれどあなたはその言葉に、待っていたと笑った。

『髪』と『涙』を使用した140文字小説を書きましょう。