別離-01

 力なくずるりと下へ落ちていく藤堂を抱き支えながら、ゆっくりと膝をついてその身体を横たえる。

「藤堂、しっかりしろよ!」

 目の前の出来事に声が震えた。真っ白なブレザーの右脇腹がじわりじわりと赤く染まっていく。手のひらで抑えても血は溢れるばかりで止まることがない。

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