身体ごと全部

揺れる君の髪が光を受け止めてキラキラと輝く。
琥珀色の瞳を縁取る長いまつげは頬に影を落とした。
「綺麗だね」
そう呟いたら目を細めて笑う。
「馬鹿、それはお前だ」
「え?」
呆れた笑顔。
伸ばされた手に頭を撫でられて胸の音が跳ねる。
頬を熱くすれば両腕にすべてを抱きすくめられた。