Sweet☆Sweet~・リクエスト短編
既存作アンケートでリクエストいただきました「Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました」今回は続編である『溺愛彼氏の上手な慰め方』を書かせていただきました!短編を全6話、更新!!近日、新作(公募投稿作)を公開します。「孤独な王弟…
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました
溺愛彼氏の口説き方
温泉の湯気で体が火照って暑いのか、興奮で熱いのか。 すっかり伊上の膝に載り上がって、彼の首に腕を回してキスを受け入れているいまの天希では、到底理解しきれない。「あまちゃん、そんなに擦りつけてきて、触ってほしいの?」「やだ、乳首のほうがいい…
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました
据え膳は残さずいただきます
渡り廊下を抜け、玄関を解錠すると、伊上はぐいと天希の手を引いて中へ引っ張り込む。 驚いてされるがままに足を踏み出した天希は、彼の胸に倒れ込む前に顎をすくわれ、唇を塞がれた。「んっ……い、いが、みっ」 背後で戸が閉まった音は聞こえたけれど、…
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました
二人でお揃いだぞ
しばらく天希は「ふへへ」とおかしな含み笑いをしていた。 さすがに若干呆れられた気はするが、スマートフォンの画面に伊上とのツーショットがあれば、浮かれずにいられない。 そもそもの話、彼は天希の好みど真ん中なのだ。 顔面の良さに一目惚れをし、…
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました
古い記憶の欠片
天希と伊上が通されたのは旅館の離れだった。 本館から渡り廊下を通って行き来ができるので、雨風などに晒される心配はない。 行き来は楽でも、宿泊者しか出入りできないようになっており、廊下の手前でカードキーをかざさないと通り抜けができないのだ。…
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました
初めて見る姿に
仕事ができる男と名高いだけあって、篠原の手回しは本当に早かった。 ちょうど近い日に、連休があるのでと天希にも配慮してくれ、伊上と二人で出掛ける日取りはすぐに整った。「今日、行く所って紹介がないと泊まれないってほんとか?」 朝に自宅の近くま…
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました
なに言っちゃってんの?
それはなにげない一言だったのかもしれない。 けれど受け止めた天希には衝撃的な一言だった。 その日もいつものように、仕事が終わって帰ってくる予定の伊上を、二ノ宮の本邸で待っていた。 天希は組長である二ノ宮|志《し》|築《づき》の息子、|成《…
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました
13周年感謝!3作品更新しました
いつもご訪問くださりありがとうございます。感謝を込めまして先日行ったアンケートでいただいたリクエストを元に短編を書きました。少しでも楽しんでいただけたら幸いです。Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができましたしあわせのカタチ遅咲きの…
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました しあわせのカタチ 遅咲きの番は孤独な獅子の心を甘く溶かす
可愛い子猫の愛し方
指だけで何度もイかせてから、ようやく伊上は自身の昂ぶりを取り出す。 くったりと力の抜けた天希の脚を抱え上げ、ローションをこぼす小さな孔に先端を擦りつけると、素直な体が反応してそこがひくりと動いた。「挿れていい?」「……ぅん、欲しい」 とろ…
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました
本日の時間外労働
いま、赤子のいる夫婦のような気分を味わっている。 腹が減ったと泣きわめく子猫は伊上の手でミルクを与えられ、満足そうに喉を鳴らしていた。 そんな様子を見ている天希は少しだけ不服そうだ。 最初は彼がミルクをあげようとしたのだけれど、上手く行か…
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました